しかし、惜しむらくは、一般に普及している「怪しい美容整形」という印象を払拭したいという気持ちが強い為、「医学としての美容外科」という内容に終始している点がどうにももの足りないのだ。「現代の若者のお化粧感覚で整形するという感覚に戸惑うことも多!い」と語りながらそれ以上踏み込まないとは実に残念である。また、整形して満足
の行く外観になったとしても、整形手術を行うということ自体によって発生するコンプレックスについても述べられてはいない。美容外科の大御所として、私見でもよいから、これらについてハッキリと持論を展開して欲しかった。
美容整形を否定的に捉えず、技術的な話を盛り込み、医者選びの基準も示している本書。美容整形を受けることを決心した人には一読の価値ありといえよう。
でも、商品をディスプレイする時、それにふさわしい背景を付けるだけで見違えるコーナーに変身することや、静物は絵本の背景、人形は絵本の主役に見立てて飾ってみると、ワクワク感のあるコーナーが作れることなどがビジュアルとともに示されており、商品やスペースは違っても応用できるんだなぁ…と思い直しました。
購入して損はなかったです。