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    美容外科の真実―メスで心は癒せるか? (ブルーバックス)形成外科の始祖といわれるタリアコッチの鼻の再建術の話がキョーレツ
    著者は美容外科どころか形成外科すらなかった戦直後の日本で、両者の医学としての確立に尽力を尽くしてきた形成外科の草分け的存在である(らしい)。日本の美容・形成外科の成り立ちと技術の進歩が細かに述べられたその文面からは、医学に携わる者としての自負と自信が覗える。また、心の傷を癒すことができるなら、第三者からみればさして必要がないと見えるレベルの美容整形手術であっても立派な医術であるとする考え方には一理あると思う。

    しかし、惜しむらくは、一般に普及している「怪しい美容整形」という印象を払拭したいという気持ちが強い為、「医学としての美容外科」という内容に終始している点がどうにももの足りないのだ。「現代の若者のお化粧感覚で整形するという感覚に戸惑うことも多!い」と語りながらそれ以上踏み込まないとは実に残念である。また、整形して満足
    の行く外観になったとしても、整形手術を行うということ自体によって発生するコンプレックスについても述べられてはいない。美容外科の大御所として、私見でもよいから、これらについてハッキリと持論を展開して欲しかった。
    美容整形を否定的に捉えず、技術的な話を盛り込み、医者選びの基準も示している本書。美容整形を受けることを決心した人には一読の価値ありといえよう。




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